前回のエントリーICloudキーチェーンを設定した続きとして、今回は、実際にMacやiPadで保存や自動入力を行った様子を書いてみたいと思います。
今までパスワード管理はすべて「LastPass」に任せていたので、標準機能を使ったことがありません。
iCloudキーチェーンだけ設定して、自動入力機能を使わないでは、何の意味もありませんから、「『LastPass』に取って代わることは出来るのか?」試してみました。
それでは、Macから。
Safariの環境設定 > 自動入力で「ユーザ名とパスワード」にチェックを入れます。
サインインの必要なサイトで、パスワードを入力してサインインするとパスワードを保存するか尋ねられます。ここは、もちろん保存しておきます。
Safariの自動入力を使うなら、クッキーへのパスワード保存は必要ない、と言うか、セキュリティーのことを考えたら保存しない方がいいのかな。
なので、サイト独自の保存機能はオフります。
パスワードを保存したサイトは、環境設定の「パスワード」タブで管理されています。
・このリストでは、サイトを選択して個別に削除出来ます。
・コンテキストメニューでユーザー名やパスワードをコピーすることも出来ます。
・「選択したWebサイトのパスワードを表示」にチェックを入れると、パスワードの確認が出来ますが、チェックはタブを閉じるとリセットされてしまいます。
保存を確認された時に、「今はしない」を選択した場合は、次回また尋ねてくれるからいいのですが、「このWebサイトでは保存しない」を選んだのに、後になって保存したくなった場合にはどうしたらいいでしょう?
「保存しない」としたサイトは、パスワード管理リストに「保存なし」として登録されています。
これを削除すれば、再度尋ねてくれるようになります。
注)この解決方法は「インフォラテ」さんのサイトで知りました。ブログ記事はちょっと古いですが、Mavericksで確認しました。
登録サイトのサインインは、こんな感じ
ユーザー名が二つ登録されているので、選択出来るようになっています。もちろんユーザーを選択すればパスワードは自動入力されます。
最初にパスワードを決める時や、変更では難しいパスワードを推薦してくれます
お次、iPadいってみましょう。
設定 > Safari の「ユーザ名とパスワード」をオンにします。
設定はこれだけなんですが、実験のためにMacで登録したサイトをいったん削除してサインインしたところ、なぜがMacのように保存するかどうか尋ねてくれません。もちろん保存もされていませんでした。
これは、どうしたことでしょう。同期されるので、Macで登録すればいいと言えばいいのですが、このままでは納得がいきません。ヾ(℃゜)々
調べてみたら、答えはアップルのサポートフォーラムにありました。
IPadが「プライベートブラウズ」になっていたせいです (ーー;)初心者かよ 。
サイトの閲覧履歴など残さないようにするのがプライベートブラウズですから、そりゃ、当然と言えば当然の仕様ですね。ちなみに、Macでプライベートブラウズしても同じです。
「プライベート」ボタンでプライベートブラウズをオフにします。
ちなみに、こちらはプライベートブラウズがオンの状態です。一目瞭然ですね。
プライベートブラウズをオフにしたら、この通り確認してくれるようになりました。
保存されたサイトは、設定 > Safari の「保存されたパスワード」で確認できます。
登録確認画面で「このWebサイトでは保存しない」を選択して後悔している人は、ここに登録されていますのでMacと同じように、削除すれば次回から再度確認してくれます。
パスワードが必要なサイトでは、自動入力してくれます。
IPadで残念なのは、アカウントが複数ある場合、Macのようにリストアップして選択できるようにはなっていないことです。
最初のひと文字でオートコンプリートしてくれますが、とにかくユーザー名を覚えていなければなりません。
オマケの疑問
MacのiCloudキーチェーンでは「秘密メモ」の作成が出来るのですが、これってどうやってiOSデバイスで見るんでしょう?
クラウドなんだから、すべてのデバイスで確認できないと意味ないよね。
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